平和の願い アンネのバラをご存知ですか

皆さんは「アンネのバラ」をご存知でしょうか。このバラが日本に来てから今年で46年になります。最初は1本だったバラが、譲り受けた人たちの献身的な活動と平和の願いを込めて育てられ、現在では全国に1万株以上の広がりをみせています。

「アンネのバラ」は1944年8月、第二次世界大戦でナチスに捕らえられ、ベルゲン・ベルゼン強制収容所で15歳の短い命を落とした少女、アンネ・フランクを偲んで彼女と同様に強制収容所に送られ、かろうじて生還したベルギーのバラ育種家デルフォルグ氏が1960年に育成した新品種で、「アンネの形見のバラ」と命名されました。苦悩の隠れ家生活で綴った『アンネの日記』を世界へ広め、アンネの意思を伝えるために活動していたアンネの父、オットー・フランク氏に贈られました。日本では「アンネのバラ」が一般的な呼び方として定着しています。

1972年12月、クリスマスの日にこのバラの苗10本がオットー氏より親交のあった方へ突然贈られてきたそうです。ところが9本が枯れ、唯一1本が京都嵯峨野教会で根付き翌年春、日本で初めて花を咲かせました。

1976年3月、オットー氏より再度10本が贈られ、その中の1本を託された京都府綾部市の山室隆一氏によって野バラに接ぎ木をする方法で増やし続けられました。「アンネと同世代の中学生や多くの人たちに平和を訴えたい」という父親隆一氏の意思は、現在、本校元教諭の山室建治氏によって更に増やし続けられ、今までに全国の平和公園や中学校などに8千本以上が贈られています。

この「アンネのバラ」が本校の校門前に植わっています。皆さんは見たことがあるでしょうか。本校で栽培しているのは3株でしたが、老木となり、2本が枯れてしまいました。そこで新しく接ぎ木をした苗と先日植替えをしました。現在は調子も良く、新芽が動き始めています。5月下旬より6月に入るとたくさんのつぼみがふくらみ始め、次々に可愛い花を咲かせます。つぼみの時は赤く、少しずつ開き始めるとオレンジ色に変わり、散り際にピンク色になります。晩秋まで鑑賞できますが、見ごろは7月上旬までが良さそうです。アンネの写真とバラの説明が入った看板が目印です。

皆さん是非、「アンネのバラ」に出会いに来てください。校門に入る前に足を止めて、そして、このバラの歴史をふり返り感慨にふけってみてください。

毎日、登校してくる生徒ひとり一人の平和と幸せを祈り続けているこのバラを……。

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